ひらばり眼科では以下のような検査を、目の症状を正確に診断、把握するための「一般検査」として適宜行っております。

 

眼科一般検査

 

(1)屈折検査: 近視、遠視、乱視の強さを測ります。(3)の矯正視力検査の度数を予測する為に必要な検査です。

 

(2)角膜曲率半径計測: 角膜のカーブを測り主に乱視の有無を測定します。特にメガネやコンタクトレンズを作るときに重要な検査です。

 

(3)視力検査(裸眼、矯正): 5mの距離の文字や記号がどの程度見えるか検査します。自分の目だけ(裸眼)で見えない場合は、補正レンズを使って自分の持つ最高の見え方(矯正視力)を測定します。

 

(4)調節検査: ピントを合わせる力を検査します。簡単にいうと、30cmの距離でどのくらい小さい文字が見えるかを調べる検査です。

 

(5)細隙灯顕微鏡検査: 目の周囲、表面(角膜や結膜)や日の中に異常がないかをチェックする眼科の基本ヘ的な検査です。

 

(6)眼圧検査: 目の内圧を測定します。空気の圧力で目に接触しないで測定する方法(明室で測る)と、機械を目に接触させて測定する(暗室で測る)ふたつの方法があります。特に緑内障の発見に有効です。

 

(7)眼底検査: 目の奥の網膜、神経、血管を直接観察します。糖尿病、高血圧による合併症などはもちろん、さまざまな目の病気(緑内障、眼底出血、網膜はく離など)の有無をチェックします。必要に応じてt眼底カメラ(眼底の写真)をとることもあります。

 

(8)コンタクトレンズ検査: コンタクトレンズを処方したり、コンタクトレンズによる合併症がないかをチェックする為に行う一連の検査です。異常があれば(1)~(7)の検査を必要に応じて行います。

 

「眼科特殊検査」について。目の病気について更に詳しく調べるために、次のような検査も行います。

 

眼科特殊検査

 

(9)眼底三次元画像解析: 網膜、視神経の組織を立体的に検査し異常を早期に発見する事が出来る画期的な新しい検査です。緑内障の早期発見、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症など数多くの目の病状が分かり治療法の選択に役立っています。

 

 

(10)角膜形状解析検査:角膜の前・後面の曲率半径、厚み、前房の深さ、水晶体の混濁の程度等のデータが得られます。コンタクトレンズ、オルソケラトロジー治療、白内障・フェイキックIOL・レーシック手術に必要な検査です。

 

(11)眼軸長測定検査:目(角膜から網膜まで)の長さを計ります。白内障の手術で挿入する眼内レンズの度数を計算するため必要な検査です。光学式と超音波方式があります。光学式のほうが精度が高いが、正確を期すため超音波方式も併用します(ダブルチェック)。

 

(12)静的、動的量的視野検査: 緑内障、脳腫瘍など視神経の異常が疑われる場合や眼底出血など網膜病変の進行程度を知るために行います。緑内障では定期的に検査して、緑内障が進行しているか判断するために必須の検査です。

 

(13)角膜内皮細胞検査: 白内障など目の中の手術を行う患者さんに、手術前と手術後に角膜(黒目)の内側にある内皮細胞が減少していないかどうかを調べます。

 

(14)細隙灯顕微鏡検査(前眼部及び後眼部): 目の中、特に網膜、視神経の病変を詳しく検査する時に行います。

 

(15)眼底カメラ撮影検査: 糖尿病網膜症、黄斑変性などさまざまな網膜病変を写真にとり病状を説明する時に検査します。

 

(16)中心フリッカー検査: 視神経の機能に変化がないかどうかを調べます。

 

(17)角膜生体染色検査: 角膜(黒目)に傷があるかどうか、その程度を調べます。

 

(18)涙液分泌機能検査: 涙の乾きぐあいからドライアイになっているかどうかを調べます。

 

(19)前房隅角検査、圧迫隅角検査: 緑内障のタイプを診断するために行います。

 

(20)平衡機能検査、両眼視機能精密検査: 斜視、眼球運動に異常が疑われる場合に行う検査です。

 

まだ多くの検査項目があります。何かご質問がありましたら院長または検査担当者にご質問下さい。