「オルソケラトロジー治療が近視の進行を抑える。」という発表がありました。

第1回アジア・メディカルコンタクトレンズ・セミナーが2011年11月13日京都で開催されました。

 

以下抄録からの引用

 

演題7:オーバーナイトオルソケラトロジー長期継続が眼軸長に及ぼす影響。日本人学童における5年間の経過結果

 

[目的]近年、オルソケラトロジー(OK)治療により小児の近視進行を抑制できる可能性が報告されている。今回我々は、5年間治療を継続した小児の眼軸長変化を検討し、眼鏡対照群との比較を行ったので報告する。

[対象と方法]オルソケラトロジー治療群22例(年齢 10.0 +/-1.4歳、平均+/-標準偏差)と眼鏡装用群21例(年齢10.0+/-1.6)を対象とした。2群間にはベースラインでの性別、年齢、屈折、視力、眼軸長に差は見られなかった。眼軸長の測定にはIOLマスター(カールツァイス)を使用し、5年での眼軸長の変化量を比較検討した。

[結果]5年間における眼軸長変化量は、オルソケラトロジー治療群1.00+/-0.48mm 、眼鏡群1.41+/-0.69mm であり、優位さが認められた(p=0.0028)

 

[結論]オルソケラトロジー治療により小児近視の眼軸長の進展が抑制されることが、5年間の長期経過においても確認された。

 

引用終わり。